火間虫入道 -信長の野望 蒐集者の庭-:2011年十大ニュース
[参考:過去の記事]
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2004年版10大ニュース
毎年恒例となった年末の10大ニュース企画です。
今年1年の間に起きた戦国武将や城郭といった
戦国時代に関するニュース記事で特に気になったものを紹介します。
2011年版 戦国時代関連10大ニュース
●[お城] 東日本大震災 東北各地の史跡で被災相次ぐhttp://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/index.htm
平成23年3月11日14時46分、三陸沖を震源地とするマグニチュード 9.0 の「東北地方太平洋沖地震」が発生。
広範囲で強い揺れ、海岸部への津波により、甚大な被害を齎しました。
未曾有の被災者数については改めて言うまでもなく、東北各地に残っていた歴史的建造物も倒壊や崩落、
それだけに留まらず、津波により焼失してしまったものも。
いくつかの史跡では復旧工事に取り掛かっているところもありますが、国の指定文化財に認定されていない所は
補助制度を使えない為、予算の確保で困難な状況に陥っている自治体もあります。
復興にはまだまだ時間もお金も掛かりますので、この状況を風化させることの無きよう、
今後も引き続き震災関係の記事を紹介することにします。
【ほんの一部ですが、過去に紹介した史跡関連の被災記事】
>>歴史建造物 痛々しく 仙台藩祖伊達政宗の霊廟・瑞鳳殿の石灯籠など倒壊
...[河北新報]
>>仙台 伊達政宗の墓所が被害、東照宮も重文の門傾く
...[スポニチ]
>>すぐには直せない地震で崩れた青葉城の石垣
...[読売新聞]
>>仙台城跡/石垣・展望台、修復に時間
...[河北新報]
>>川村孫兵衛の墓、神社が壊滅
...[三陸河北新報]
>>石巻市の慶長使節船ミュージアムにある復元船サン・ファン・バウティスタ号「何とか耐えた」
...[河北新報]
>>津波で流された伊達政宗の直筆手紙、奇跡的に発見
...[読売新聞]
>>相馬の野馬追、千年の伝統ピンチ 会場は屋内退避地域
...[朝日新聞]
>>白石城の修復助太刀を 被害1億円超
...[河北新報]
>>震災の爪痕、米沢・林泉寺にも 石灯籠は無残な姿、4月末まで拝観停止
...[山形新聞]
>>城跡崩落、仏像倒れ… 国、県文化財38件にも被害
...[下野新聞]
>>高崎城乾櫓・旧下田邸書院を修理 震災で壁面に亀裂。保存修理工事を実施。
...[高崎新聞]
>>水戸徳川家墓所 頼房や光圀の石垣崩れる
...[茨城新聞]
>>光圀公の墓所、石垣崩落などの被害…常陸太田
...[読売新聞]
http://www.asahi.com/national/update/1122/NGY201111220003.html
今年も各地で多くのおもてなし武将隊が結成されました。
愛知県岡崎市のグレート家康公「葵」武将隊、
愛知県のあいち戦国姫隊、
愛知県長久手市の長久手歴史トラベラーズ、
岐阜県関ケ原の関ケ原東西武将隊、
新潟県上越市の越後上越 上杉おもてなし武将隊 、
石川県金沢市の金沢おもてなし武将隊、
高知県高知市の土佐おもてなし勤王党、
香川県丸亀市の丸亀城バサラ京極隊、
島根県松江市のまつえ若武者隊、
熊本県熊本市の熊本城おもてなし武将隊、
長崎県島原市の島原城・がまだす隊。
ネットで検索しただけでもこれだけ出てくるので、実際にはもっと見つかりそうです。
2012年には全国から選抜された「おもてなし武将隊 JAPAN」も結成し、すっかり一般に認知された感があります。
しかしながら活動の予算に国の緊急雇用対策の補助金を使っているところもあり、
助成金の打ち切りや記念事業の終了と共に存続の危機に立たされたり、休止してしまった所も。
このまま徐々に減少していくのか、継続して定着するのか今年が分かれ目というような気もします。
【関連記事】
>>名古屋の観光武将隊、自立へ出陣 補助金切れ前にPR
...[朝日新聞]
>>「越後上越 上杉おもてなし武将隊」思わぬ人気 新潟の観光PR隊、活動継続へ
...[朝日新聞]
>>関ヶ原東西武将隊、惜しまれ解散へ 8月から合戦の地PR
...[岐阜新聞]
>>松江開府400年祭でPR役を務めた「まつえ若武者隊」 解散後は「浪人組」に
...[山陰中央新報]
http://www.sengoku-shizuoka.com/
昨年1月の「第一回 静岡戦国祭」から始まり、10月の「家康公浜松魂フェスティバル 2011」、
11月の「全国山城サミット浜松大会」に合わせ
高根城戦国祭りや春野山城まつり。
昨年末からの携帯電話の GPS 機能と連携した静岡の城攻めスタンプラリーと、
静岡県の観光事業への力の入れっぷりが目立つ1年でした。
「春風亭昇太とゆく!しずおか城めぐり」を見て、静岡の山城にも行ってみたくなって来ました。
新東名高速道路が開通したら、ちょっとはアクセスしやすくなるかな?
http://www.asahi.com/national/update/1101/OSK201111010111.html
織田家の祖とされる親真は平清盛の孫・資盛の子として生まれ、壇ノ浦の戦いで資盛が死亡した後、
織田氏が神職を務めた劔神社の養子になったとされてきましたが、墓石に刻まれた没年から考えると、
105歳近くまで生きたことになり、平氏説の信憑性が非常に低くなったとのことです。
【おまけ】
>>あの織田信長が「平氏」を名乗った---「平信長」は清盛の後継者?? 織田家と平家をつなぐ"越前国"
...[現代ビジネス]
最初「藤原氏」を名乗った信長が何故「平氏」を称することとなったか、
一般的に言われる「源平交代説」とは別の観点からの考察がされております。
本編の「経営者・平清盛の失敗〜平家滅亡の経済学」も平安時代〜鎌倉時代の
経済状況を踏まえた経済学的な視点で平清盛の成功と失敗を説明されており、
大河ドラマと合わせて一読することをお勧めします。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110607/art11060708350004-n1.htm
京都国立博物館によると、絹本著色の絵は色の深みを増すため、裏面にも表面と同じ色を施すのが特徴。
だがこの肖像画では、表面は両腕とも薄藍色の小袖が、裏面では右腕はもえぎ色、左腕は薄茶色と派手な色使いだった。
右手に持つ扇子が裏面では長く幅も広かったほか、左脇に差した刀も裏面の方が1本多かった。
同博物館は、絵の完成後に描き直されたとみている。
肖像画の墨書には、信長の三回忌法要の直前の「天正12(1584)年5月」と記載。
小牧長久手の戦いで、池田恒興・森長可らが討ち死にし、徳川勢との睨み合いをしている時期に、
どのような理由で秀吉が修正の指示を出したのか、気になるところであります。
丹羽長秀もこの年の5月に亡くなっているので、織田家の宿老がいなくなって遠慮しなくなったとか?
【関連リンク】
>>戦国時代 : 大徳寺所蔵 『信長像』 初期の姿を再現してみた
...[戦国時代 信長と戦国の英雄たち様より]
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_131725750578.html
中世イエズス会の宣教師ルイス・フロイスが編集した「日本史」や日本の古文書には、
大友宗麟がボルトガル領インドの総督に依頼し、1576年に国内で初めて大砲を輸入。
それを基に、2年後までに大砲の製造に成功し、83年には量産したと記されている。
大友義統の代で改易された後、豊臣家の大坂城に運び込まれ、大坂の陣を経て徳川家へ接収。
江戸時代に北方警備のため蝦夷地へ配置されるも、レザノフ事件の際にロシアへ持ち去られたそうです。
持ち帰った先のロシアで、当時どのように扱われたのか気になりますね。
http://mousouroku.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-900f.html

以前より当サイトで紹介してきた、名将たちの魅力を描いてきた
Web 漫画『猛将妄想録』様が、「歴史魂」にて連載を開始されました。
本誌にて松永久秀、
立花宗茂、
足利義輝、
蜂須賀正勝、
島津義弘と、
順調に回を重ね、昨年末には待望の単行本第1巻も発売されました。
今年も益々のご発展と、さらなる続刊を期待しております。
http://www.pokemon.co.jp/ex/ranse/
第一報を見た時は、「何かの冗談だろう」と思ったこのコラボ作品、
『信長の野望』と銘打っているものの、デザインは『戦国無双』が
ベースのようです。
戦国武将がポケモンを使役するタクティカルRPGのようですが、
どのようなストーリーとなるのか、ちょっと楽しみ。
「ポケモン×ノブナガの野望」というタイトルの薄い本が出たら、
ちょっと見てみたい。
http://www.gamecity.ne.jp/social-games/
昨年コーエーから提供された作品だけでも、『100万人の信長の野望』、『100万人の WinningPost』、『100万人の大航海時代』、
『100万人の三國志』、『100万人の真・三國無双』、『100万人の戦国無双』。ちょっとした変わり種の『のぶニャがの野望』、
他にも『100万人の水滸伝』と『100万人のチンギスハーン』の商標が出願されていたりと、積極的に開発されているようです。
また携帯ゲーム特有の新規参入のし易さというのも相まって、「ソーシャルゲーム 戦国」というキーワードで検索しただけでも
以下のように戦国時代をモチーフにしたタイトルが大量に提供されているようです。
【以下、ほんの一例】
「戦国コレクション」、
「戦国 IXA」、
「REKI-DAMA〜戦国カードバトル〜」、
「戦国バトル!くにおくん」、
「戦国サーガ」、
「戦国ロワイヤル」、「武神連携ZERO」、「真・戦国バスター」、「戦国カードバトル」、「戦国制覇オンライン」、
「戦国WARS」、「IKUSA〜戦国大活劇〜」、「戦国LOVERS 覇」、「恋忍者戦国絵巻」、「いざ、出陣!恋戦」、
「激突!戦国大乱世」、「戦国いろは」、「冥界×斬撃!サムライバトル」、「究極×進化!戦国ブレイク」・・・・
もっと突っ込んで探せば、この倍以上見つかりそうな勢いです。
http://www.tbs.co.jp/mito/
40年以上続いた長寿番組「水戸黄門」が昨年放送分の第43部をもって終了となりました。
放送が始まったのは1969年から。ご隠居の黄門さまと、お供の助さん格さんらと諸国漫遊しつつ、
立ち寄った先々での悪事を解決するとい分かりやすい展開の為、老若男女に愛された作品でした。
うっかり八兵衛とか風車の弥七、飛猿、陽炎のお銀等のサブキャラ達も魅力的でしたし、
「この紋所が目に入らぬか!」という決め台詞、オープニングテーマ曲等など、全く知らない人は
いなかったのではないでしょうか。
【おまけ】「信長の野望シリーズ」にも登場した徳川光圀