[2005年十大ニュース〜個人ニュースサイト冬の陣〜](in 火間虫入道)

「酔拳の王 だんげの方」さん主催の 『2005年十大ニュース〜個人ニュースサイト冬の陣〜』
今年も参加させていただきました。

今年1年の間に起きた「信長の野望」といった歴史ゲームと戦国時代のニュースのなかで、
特に気になったものを紹介しております。
[参考]> 火間虫入道での2004年度版10大ニュース

1.[国内ニュース]  ローマ法王に献上した「安土城之図」を探しにバチカン入り
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005111600222

織田信長が天正少年使節を通し、ローマ法王に献上し、その後行方不明となった
屏風絵「安土城之図」の探索隊がバチカンへ入りました。

安土城は信長の命で建造されましたが、その後わずか3年で焼失。
当時の外観を描いた絵はなく、この「安土城之図」が有力な資料になると見られてます。
残念ながら屏風絵発見には至りませんでしたが、天正遣欧使節代表の「伊東マンショの肖像画発見」
という成果がありましたので、今後の活動に期待しております。

2006年1月16日に帰国報告会や津村町長と『逆説の日本史』の著者・井沢元彦先生との対談もあるそうです。


2.[国内ニュース]  国史跡「勝瑞城館跡」で国内最大級の池跡を発見
http://www.topics.or.jp/News/news2005100506.html

中世城館跡としては国内最大級の国史跡「勝瑞城館跡」東側の調査により発見された
「池泉回遊式庭園」が、国内としては最大級の池であることが判りました。

戦国時代において畿内を制覇した三好長慶と、阿波の実権を握ってそれを支えた弟・三好義賢
権勢の大きさを裏付ける発見といえます。
[参考リンク]
>>藍住町教育委員会守護町勝瑞遺跡調査事務所


3.[国内ニュース]  「佐々成政記念館」建設が中止 集客力に疑問
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20050930003.htm

富山城址公園内で、観光拠点として富山商工会議所が建設を要望していた「佐々成政記念館」が、
集客力に疑問の声が挙がった為、設計が断念となりました。

実際、成政は富山に4年程しかおらず、また、成政に関する遺跡や遺品も殆ど見つかってません。
記念館の代替案として、「越中富山の薬売り」で全国に知られる富山藩前田家ゆかりの「売薬」を
核とした複合観光施設を目指すことになりそうです。


4.[海外ニュース]  豊臣秀吉軍を撃破した記念碑「北関大捷碑」を100年ぶり朝鮮に返還
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005101200082

豊臣秀吉による文禄の役で出兵した加藤清正の軍を、朝鮮側の義兵が撃退したのを記念して建立され、
日露戦争中に旧日本陸軍の将校が日本に持ち込んだとされる「北関大捷碑」が100年ぶり朝鮮に返還されました。

最近までは歴史的に問題の多い靖国神社の片隅に置かれていたそうで、
この返還により、日本と朝鮮の友好関係がまた一歩前進することが望まれます。


5.[ゲーム]  シリーズ第12作『信長の野望・革新』発売
http://www.gamecity.ne.jp/kakushin/

シリーズ第12作にあたる『信長の野望・革新』が発売されました。
日本全国が3D一枚マップでセミリアルタイムにゲームが進行することと、
「技術革新」システムによる内政・兵力の発展が今作の特徴です。

発売前に問題視されていた「オンラインユーザー認証」が廃止され、
発売後はアップデートにより思考が強化されていくコンピュータや、
「ネットジョイ」によるチャレンジモードなど長くやっても飽きない作りとなっております。


6.[ゲーム]  「シバタツの野望 全・国・版」が閉鎖
http://www.tcn.ne.jp/~zero/

「信長の野望シリーズ」に登場する武将の顔グラの変遷の紹介と、
それに関する軽妙なコメントで、多くの人を楽しませた「シバタツの野望 全・国・版」が閉鎖されました。

シリーズ最新作『信長の野望 革新』の発売の直前で、
「今度はどんなコメントで楽しませてくれるのか」と楽しみにしていた時に突然の閉鎖宣言。
当時の衝撃は相当なものでした。(今現在でも、「惜しい」と思ってますが)


7.[ゲーム]  『戦国無双2』(PS2版) 2006年2月9日発売決定
http://www.gamecity.ne.jp/sengoku2/

今作の舞台は「関ヶ原の戦い」が中心。
新たに、徳川家康石田三成風魔小太郎、立花ァ千代が登場するとのこと。
前作で登場した武将が半数近く死んでる時代設定なのだが、どう絡ませてくるのか注目。

合戦場として、「賤ヶ岳」が追加されるとことから、柴田勝家の登場も期待されます。
(個人的には立花道雪や、それに絡む九州の武将の登場を期待しています)


8.[漫画]  『蒼天航路』遂に完結
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%BC%E5%A4%A9%E8%88%AA%E8%B7%AF

週刊モーニングで長期に渡って連載された、「三国志演義」での悪役・曹操を主人公として
新たに魅力的な人物像を与えた連載された『蒼天航路』が完結しました。

昨今の『三國無双』を始めとする「三国志ブーム」より遥かに先駆けて三国志の魅力を知らしめ、
コーエーの『三國志シリーズ』にも少なからず影響を及ぼしたこの作品については、
語り始めると膨大なテキストとなるので2006年1月23日に35・36巻が同時発売されたあとで、
また取り上げようと思います。


9.[映画・テレビ]  2006年大河ドラマは山内一豊・千代が主役の『功名が辻』
http://www.nhk.or.jp/kochi/koumyogatuji/

初代土佐藩主となる山内一豊と、妻の千代の生涯を描いた司馬遼太郎による時代小説が原作。
華々しい戦功もなく、政治的手腕に秀でているという訳でもない平凡な人物という、
今までの大河ドラマとは違うタイプの主役となっております。

高知に関する歴史的に有名な人物としての知名度は上がると思いますが、
「坂本竜馬」のような財産となるかは疑問に残るところ・・・・
ファンが減り、墓が荒れる一方の「長宗我部元親」 のことも時々思い出してあげてください。
[おまけリンク]
>>山内一豊の読みが「ヤマウチカ ツトヨ」か「ヤマノウチ カズトヨ」かで対立


10.[面白画像]&[国内ニュース]  上杉の城下町米沢「髭面募集!」
http://one-y.com/pc/hige/list.html

春に開催される「米沢上杉まつり」へより多くの髭面の人に参加してもらう為の
米沢市による観光キャンペーンとして昨年末から今年の2月にかけて髭面が募集されました。

謙信・柿崎・直江の三賞受賞者には「米沢上杉まつり」上杉行列・川中島合戦で、
実際にそれぞれの武将役として出演出来るということもあり、100枚以上の応募がありました。
[おまけリンク]
>>第2回上杉の城下町米沢「髭面募集!」キャンペーン
今年も、開催されるそうです。


[雑記]
[2005年10大ニュース]いかがでしたでしょうか?
今年1年分の多量なニュース記事を読み返すにつけ、歴史モノが好きな人は結構居るものだと、
再確認させられました。(3日に一度は必ず、戦国時代に関するNEWSが見つかってしまう)
来年もこの企画があれば参加させていただこうと思います。

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