火間虫入道 -信長の野望 蒐集者の庭-
2006年十大ニュース〜ニュースサイトのく頃に〜

年末の恒例となりつつある 「酔拳の王 だんげの方」殿主催の
【二度あることは】2006年十大ニュース〜ニュースサイトのく頃に〜【三度ある】
今年も参加させていただきました。

2006年のニュースを再発掘

今年1年の間に起きた『信長の野望』や『太閤立志伝』といった歴史ゲームと
戦国時代に関わるニュースのなかで、特に気になったものを紹介しております。
[参考]
火間虫入道での2005年版10大ニュース
火間虫入道での2004年版10大ニュース


火間虫入道:2006年10大ニュース

※記事をナンバリングしておりますが、特に順位をつけているわけではありません。

1.[ゲーム]  『戦国無双2』&『戦国無双2 Empires』発売
     http://www.gamecity.ne.jp/sengoku2/

前作、 『戦国無双』武田信玄上杉謙信今川義元といった群雄割拠の時代が舞台でしたが、
今作は「関ヶ原の戦い」を中心に徳川家康石田三成直江兼続メインの構成となっております。
武将ごとに成長タイプが違ったり、特殊技があったりと個性化も計られております。

11月には『信長の野望』でお馴染みの国盗り要素を追加した『戦国無双2 Empires』を発売。
シンプルな政略に戦闘システムを『戦国無双』にした『信長の野望』と言ったところでしょうか。


2.[ゲーム]  コーエーの『三國志11』に「糞藝爪覧(クソゲーつまらん)」という隠しキャラ?
     http://www.new-akiba.com/archives/2006/03/11_1.html

今春発売された「三國志シリーズ」の最新作、『三國志11』のデータ中に
糞藝爪覧(姓:糞 名:藝 字:爪覧 読み:フンゲイソウラン)という武将データが入っており、
「くそゲーつまらん」とも読めることで騒動になりました。

製作スタッフのイタズラか、心の叫びであったのか分かりませんが、
1月後に『三國志11』のメジャーアップデート版が発売されるという、
事態が起こったのは私の知る限り異例のことでした。

ちなみに『三國志11』だけに限らずゲームデータ中に没ネタやら、製作者のメッセージが
入ってることは特に珍しいことでもありませんでした。
『信長の野望 烈風伝』では「よく見つけましたね でもこれだけなのです」という謎のメッセージ、
『信長の野望 将星録』には「朝日奈夕子、本領発揮」や「松風に蹴れて死亡」
というイベントの残骸があったりします。


3.[海外]  中国古典名作の商標、日本ゲームメーカー所持に異議申し立てか?
     http://www.xinhua.jp/newsdetails.aspx?newsid=N110044612

日本ゲームメーカー(コーエー、コナミ、ジー・モード)が中国の4大古典名作のうち、
「水滸伝」「三国演義」「西遊記」の作品名、主要登場人物、ストーリーを
ゲームソフト名として商標登録したことにに異議申し立てを行うとのこと。

最近も テレビドラマ「西遊記」のことで悶着のようなものが演出されました。
じっくり問題に取り組んでそのままウヤムヤに出来ないかな・・・・


4.[城郭]  南高北有馬町が国指定史跡「日野江城跡」を無断掘削し遺構を破壊
     http://www.shikoku-np.co.jp/national/social/article.aspx?id=20060201000417

北有馬町がキリシタン大名・有馬晴信の居城「日野江城」の史跡に桜を植樹しようと、
史跡の3割近くを掘削、石垣や土塁など城郭の遺構の30カ所が損壊されました。
文化財を管理する教育委員会には相談も無く文化庁への報告もありませんでした。
作業自体も地元の日野江城ライオンズクラブに口頭で委託という杜撰なもので、
地方行政側の史跡や文化財というものに対する認識の低さが伺えます。

[関連記事] 日野江城跡損壊 年度内に縄張り図作成 南島原本格復元へ ...[西日本新聞]


5.[お祭り]  国宝・彦根城築城400年祭キャラクター「ひこにゃん」の可愛さは異常
     http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20061209ddlk25040657000c.html

ひこにゃん愛好会 徳川幕府の譜代大名筆頭・井伊家の居城であった彦根城が 2007年に
築城400周年を迎えるのを機に『国宝・彦根城築城400年祭』が開催されます。
それに先駆けて宣伝用に考案されたキャラクター「ひこにゃん」が可愛くてかわいくて・・・・
400年祭が始まる前に彦根へ行って多くのグッズを買っちゃいそうです。
[参考]彦根城築城400年祭実行委員会事務局日誌


6.[ゲーム]  スタイリッシュ英雄アクション『戦国BASARA2』発売
     http://www3.capcom.co.jp/sengoku2/

戦国離れした世界観とキャラクターが登場することでで「バカ戦国無双」とも呼ばれた
戦国アクションゲームの続編が発売されました。
台詞に様々なパロディが入っていたり覚えやすいシンプルな操作で、
「無双シリーズ」よりもゲームに入り込みやすいという面もあります。
12月22日(金)には 『戦国BASARA2 名語録 -英雄達のセリフコレクション-』が発売予定。


7.[武将]  播磨の知将 黒田官兵衛に光を 姫路で顕彰会設立へ
     http://www.kobe-np.co.jp/news_now/news2-607.html

竹中半兵衛亡き後、羽柴秀吉の参謀を務め、天下統一後は秀吉にその智謀を恐れられ、
豊前中津へ遠ざけられた 黒田官兵衛
九州の福岡ではそれなりに知られていますが、出身地の姫路の方ではイマイチ知られて無いようです。
大河ドラマの主役としては充分なエピソードと知名度があるので実現は難しくないですが、
当分、戦国モノは採用されにくいかと。

平田弘史先生の 『黒田・三十六計』はお勧め。


8.[幕末]  佐賀・鍋島藩武雄領で、幕府に隠れて大砲を密造した跡とみられる遺構を発見
     http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=0&classId=0&blockId=272817&newsMode=article
鍋島藩は国内で最も早い時期に洋式大砲の鋳造・量産に成功。
中でも武雄領では、1834(天保5)年ごろ、領主鍋島茂義
砲術家の高島秋帆を招いて青銅製の大砲鋳造に取り組むなど先行していた。

佐賀鍋島藩は長崎警備を福岡藩と隔年交代で担当してたというこもあって、
西洋技術導入の重要性を理解していたようです。
最後の佐賀藩主・鍋島直正(閑叟)は大砲製造の為の反射炉の建設、台場建造、
さらには蒸気船までも造船するなど技術革新に積極的に取り組んだ賢君で知られてます。
軍事だけでなく牛痘を輸入して藩内に種痘を広めるのど医学の分野でも貢献してます。


9.[テレビ]  2006年NHK大河ドラマ『功名が辻』、2007年は『風林火山』
     http://www3.nhk.or.jp/taiga/

初代土佐藩主・山内一豊と、妻の千代の生涯を描いた司馬遼太郎による時代小説を原作にした
2006年NHK大河ドラマ『功名が辻』が先週終了しました。
視聴率も良かったようで、 それなりに出来たドラマだったようです。
(最後の最後で 台詞に時代設定ミスがあったそうですが)

で、来年の大河ドラマは武田信玄の軍師・山本勘助が主役の『風林火山』。
実在を示す資料が少ない武将だけに、創作が少なからず入ることになりそうですが、
どのような勘助像を見せてくれるのか見どころです。


10.[ゲーム]  コーエーがゲームソフトのレンタル事業をスタート!
     http://www.famitsu.com/game/news/2006/04/25/103,1145948870,52287,0,0.html

ああ、そんなのあったね・・・・
コーエーがゲームソフトのレンタル事業、 RentaNet(レンタネット)を立ち上げました。
8月に営業を開始し、12月現在の店舗数は12店と全国展開というには物足りない数。
発表当初は高いといわれたレンタル料金ですが、下記のように妥当な値になってます。
貸出料金発売から1年未満 発売から1年以上
2泊3日460円400円
4泊5日530円460円
7泊8日920円530円
14泊15日1,480円920円
延滞/1日300円300円


面白動画

ニュースでも取り上げた『戦国BASARA2』に登場する敵キャラ
戦国最強戦隊「五本槍」の登場&戦闘シーンです。

衝撃的かつこちらを脱力させる登場もさることながら、
戦隊らしく5人で鬱陶しい連携攻撃をしてきたり、
必殺技「戦国最強砲」で大ダメージ、
さらには自爆で巻き添えを食らう等、
ゲームオーバーにさせられたプレイヤーも少なくないはず。

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再生ボタンを押しても動画が始まらない方は、
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