火間虫入道 過去ログ[2007年03月15日-03月31日]

∇2007/03/30 (金)∇

「昨日の風はどんなのだっけ?」様にて、 『墨戯王べいふつ』の紹介を取上げていただきました。
うーん、三国志マガジンの単行本は売てないのか・・・・
雑誌の赤字を単行本の売上で埋め合わせるって話を聞いたことあるので、
今後の状況は心配。
実際問題、単行本化が楽しみな作品は『うまなみ三国志』しかないな・・・・

戦国時代関係ニュース
■史跡七戸城跡に御主殿など再現の模型設置 ...[デーリー東北新聞]

■3月30日から静岡まつり 大御所400年祭記念 ...[静岡新聞]
メーンイベントの「大御所花見行列」は31日午後2時20分と
4月1日午後2時からそれぞれ行われる。
初日の大御所(徳川家康)役は俳優の宇梶剛士さんで、
2日目は俳優の渡辺徹さんが務める。
道中に行列を真田忍者軍団が襲い、武士らと対決する街頭時代劇もある。
■日本の市民団体、韓国で「壬辰倭乱」反省集会を開催 ...[朝鮮日報]

■NINJAフェス開幕 伊賀の各所でイベント多彩 ...[中日新聞]

5月6日まで

■「伊賀観光をPRするでござる」 甲賀市、手裏剣対決に敗れノルマ ...[京都新聞]
今月24日に開かれた手裏剣対決で伊賀市に敗れた甲賀市が、
ノルマとして宣伝を課せられた。
■秘伝の忍術資料35点 伊賀の忍者博物館で企画展 ...[伊勢新聞]
服部半蔵のやりを描いた「服部半蔵所用槍『鬼切丸』図」や、
服部家が代々一子相伝で伝えた忍術の極意とされる
「服部半蔵忍法免状」、安芸国に伝わる呪術的要素を持った
忍術秘伝を記す「引光流忍法註書附長家伝」などがある。
∇2007/03/29 (木)∇

■『無双 OROCHI』、発売5日目で国内出荷本数50万本を突破! ...[電撃オンライン]
■PS2『無双 OROCHI』が国内における合計出荷本数が50万本達成!
 公式サイトでは特製壁紙をプレゼント
...[ゲーム情報サイトeg]
日曜日から始めたのですが、中々止められずに
サイトの更新が止まってしまいました・・・・

戦国時代関係ニュース
■大阪城の石垣に九州産、小倉藩主・細川忠興が運ぶ ...[読売新聞]

■北川殿(今川義元祖母)の年忌法要 駿河区・徳願寺 ...[静岡新聞]
北川殿は戦国武将・北条早雲の妹で、守護大名・今川氏7代・氏親の母。
今川義元の祖母にあたる。
■七尾城跡の石垣崩れる、史跡・観光名所にも地震被害 ...[読売新聞]

■宇都宮城址公園が25日、正式にオープン ...[東京新聞]

■「風林火山」特別企画展が始まる 長野市立博物館 ...[信濃毎日新聞 ]

■「香林坊」を縁に交流 金沢と福井の郷土史家が共同研究推進 ...[北國新聞]

■幻の屏風絵 必ずある 安土町国際交流員 カヴァリエレさん講演 湖灯塾 ...[京都新聞]

■甲賀と伊賀が「手裏剣対決」 市長ら忍者装束で熱戦 ...[京都新聞]
■さらに交流の輪広がる 甲賀と伊賀市 手裏剣対決 ...[北陸中日新聞]

∇2007/03/24 (土)∇

メディアファクトリーの「コミック三国志マガジン」にて連載されている、
三国志の魯粛を主役した漫画(作:佐々木泉、タイトルが毎号変わる)の
単行本が遂に発売されました。

タイトルは第1話と同じく『江南行』
発売日が延期されたり、単行本のタイトルが変わったり
(『三国志連作集(仮)』とか『夢を見る人 魯粛伝』とか)と、
紆余曲折あったようですが、無事に書店で並ぶようになりました。

これに合わせ、以前(時期をぼかしてます・・・・)このサイトの掲示板にて宣言した、
「歴史漫画の紹介」の第1回目に佐々木泉先生の前作品を選ばせて頂きます。

それにしても、 本当にもう1年経っちゃったのか・・・・

歴史漫画紹介
『墨戯王べいふつ』表紙
鼻を伸ばして名品に見入るべいふつ
皇帝の名品コレクションに
鼻を伸ばして見入るべいふつ
名品の為には出資を惜しまないべいふつ
名品獲得のためには
出資を惜しまない様子のべいふつ

-第01回-『墨戯王べいふつ』(佐々木泉)

茶人・古田織部の数寄者としての生き様を濃い口に描いた
『へうげもの』が、物欲漫画として話題になっておりますが、
この『へうげもの』の連載が開始される約3年前に、
ビッグコミックオリジナル増刊にて、熱狂的なコレクターを
主人公とした 『墨戯王べいふつ』が連載されてました。

舞台は宋代末期、中国史上屈指の芸術家であり書家でもある
八代皇帝・徽宗(『水滸伝』の悪役・高俅を重用した人)が、
即位して間もない時代。
書画学博士として朝廷に招かれた米芾(べいふつ)が主人公。

米芾(以下:べいふつ)は宋代の三大書家の一人とされた
書画の達人であり、優れた書画鑑定技術も有していた人物。

さらにその名声の高さに匹敵するほどの蒐集癖を有しており、
コレクションの種類は名画・名書・名品さらには奇石と幅広く、
人から書画を借りた際には、自分の手元に留めておこうと、
自ら作った贋作を返すなど、手段を選ばない程のコレクター。

作中では、そのようなべいふつが流麗な絵柄で丁寧に描かれ、
かつコミカルに動かされているため、書画骨董収集という、
やや固めの題材を非常に読みやすく仕上げられております。

毎回、話の中に機知に富んだ「返し」が仕掛けられているのも、
面白さの1つ。「おおっ、なるほど!」と膝を打つような話が
お好きな方には特に読んでもらいたい作品です。

メインキャラクタに風流人で一級の芸術家でもありながら、
宮中を抜け出して城下を徘徊する皇帝陛下や、
べいふつのライバルコレクターである画家の王詵(おうしん)等、
味わいのある人達。殆どオヤジばかりたくさん・・・・なんだけど、
妓女の李師師や美人弟子でオリジナルキャラの桃葉さんで、
暑苦しい人間模様にならぬ様、気配りがされております。


蘇東坡に贋作を見破られる
蘇東坡に贋作を見破られるべいふつ

私のお気に入りは第四話「蘇東坡」
宋代を代表する詩人で、書画や文にも
優れていた蘇東坡の墓から盗まれた絵が、
生前交際のあったべいふつの家から見つかり、
逮捕されてしまうところから話が始まる。

蘇東坡の亡骸と共に埋葬された名画は、
自分の贋作だと主張するべいふつ
名画に隠された過去の因縁とは・・・・

と、戦や策に彩られた三国志や戦国時代とは、かなり趣の異なる作品ですが、
宮中ので自分の物欲に身を委ね、謀略さながらに機転を働かせる様子等、
是非とも一読していただきたい作品。

関連Links

Sasaki Izumi MOOR
作者・佐々木泉先生のサイトです。
ブログもありますので、作品の感想や励ましのメッセージを送ってみては?

『墨戯王べいふつ』(佐々木泉)
『墨戯王べいふつ』
米芾(べいふつ)1051〜1107年
宋の時代の書の三大書家の一人

分析的な書画鑑定を得意とする
米芾が、名品を求めて西へ東へ
己が趣味のため? 書画を愛するため?
今日も宮中を跋扈する
>amazon.co.jp で購入
>「楽天市場」で購入

『江南行』(佐々木泉)
『江南行』
群雄割拠、戦乱の世を迎えていた三国時代の呉の国において、
その柔軟な考えと温和な人格で頭角を現す事になる男・魯粛
武勇と戦いのみが注目されがちな三国志の舞台で、
暮らし、生きる人々の姿と思いを描くが描かれた、
静謐で優しい三国志物語。
>amazon.co.jp で購入
>「楽天市場」で購入

∇2007/03/23 (金)∇

戦国時代関係ニュース
■「じぶ」本来はカモの鍋焼き 加賀藩料理人の記述確認 筑波大・綿抜研究室 ...[北國新聞]
じぶの起源には・・・・
豊臣秀吉の兵糧奉行だった岡部治部右衛門が朝鮮から伝えた」
「キリシタン大名・高山右近が加賀にいた折りに伝えた欧風料理」
「じぶじぶと、いりつけるようにして作るから」
など諸説ある。

石田治部少輔三成にまつわる由来もあったような気もしますが、詳細を失念。

■岡崎の春彩る「家康行列」徳川家康と三河武士団の行軍を再現 ...[中日新聞]

■名古屋城本丸御殿跡地 中之口部屋の礎石発掘 ...[中日新聞]

■穴蔵床面で新たな柱穴−高松城の天守閣跡 ...[四国新聞]

■信玄の五男・仁科五郎盛信ゆかりの地 大町がHPで紹介 ...[風林火山の舞台を訪ねて]

『へうげもの』2巻で高遠城の開城勧告に赴いた古田左介を一蹴した人。

■築城支えた転用石ずらり 石垣になった石塔や灯籠 福知山城 ...[京都新聞]

∇2007/03/22 (木)∇

●コーエーさんよ、それはいかん・・・ ...[Genza_Aboshiの今日のやり残しより]
Wikipedia から無断転載された疑いのある『三國志11 武将ファイル』の話。
ウィキペディアに書かれた誤った記事を引用しているのが確認されたとのこと。

戦国時代関係ニュース
■彦根城築城400年祭きょう開幕 ワダエミさんの衣装展など ...[中日新聞]
■井伊家の大名道具紹介 あすから彦根城博物館で歴史絵巻展 ...[北陸中日新聞]
■彦根城の大凧 東近江にお目見え 「ひこにゃん」凧も登場 ...[京都新聞]

「彦根城築城400年祭」が遂に始まりました。
今週末の長浜での「センゴク」関連企画と合わせて、訪問を思案中・・・・
さすがに今週末は人出が多いかな?

■ひこにゃん お江戸遠征後記 ...[国宝・彦根城築城400年祭]

ひこにゃん愛好会

先日開催された新宿でのイベント写真が多数。
正座した姿はまさに鏡餅。
あぁ、本当に見てるだけで和みます。

動画を掲載しているブログがありましたので、いくつか紹介。

ひこにゃんに会ってきた!! ・・・・KILL TIME BLOGさん
ひこにゃん三度新宿へ(その一)
ひこにゃん三度新宿へ(その二)
・・・・闇文社電子出版局さん
ひこにゃん新宿遠征速報。
ひこにゃん新宿遠征2日目(オシラセ)
ひこにゃん新宿遠征。14日午前の部レポ
・・・・**庶民派ごはん。さん

■3/24『センゴク』小谷城攻防戦関連企画 小谷城を極める-講座編-

ヤングマガジンで連載されている 『センゴク』(宮下英樹)の「小谷城虎口攻め編」に合わせ、
昨年の「リアルセンゴク」で司会を務められた長浜城歴史博物館の太田浩司先生による
小谷城の歴史と構造を開設する講座が開かれます。
羽柴秀吉仙石秀久は如何にして小谷城を攻めたか?
浅井長政とお市はどこに住んでいたのか?
いったいどのような落城の日を迎えたのか?
気になる方は、是非。
※ 彦根〜長浜はすごく近いので、「彦根城築城400年祭」と合わせてどうぞ。

■佐賀城下を威勢よく大名行列「第7回鍋島三十六萬石大名行列まつり」 ...[佐賀新聞]

■4月7日の「松江開府400年祭」を前に松江城で時代衣装の着付け体験 ...[山陰中央新報]

■箕輪城主の長野業政と武田信玄の合戦を再現 ...[上毛新聞ニュース]


歴史ゲームNews
■『無双 OROCHI』ストーリーモードの詳細&イベント画像を公 ...[電撃オンライン]
■三国の世でも戦国時代でもない世界から災厄出現! 『無双OROCHI』 ...[ファミ通.com]
■「三國」「戦国」が融合 英傑たちが夢の対決<:無双OROCHI ...[まんたんウェブ]
■本家無双の新作「無双OROCHI」が発売開始 ...[ASCII.jp]

仕事から帰ってきたら丁度、amazon.co.jpより届きました。
さて、いつプレイできるのやら・・・・

∇2007/03/19 (月)∇

初めて大河ドラマ「風林火山」を見ましたが、地味に面白いですね。
来週からはちゃんと見る事にしましょう。

戦国時代関係ニュース
■『戦国BASARA』の小林プロデューサーが戦国コンテンツの魅力を語った! ...[ファミ通.com]
■「戦国の味」いざ賞味を 東映太秦映画村、祭りで鍋披露 ...[京都新聞]
■「明智餅」で亀岡PR 「太秦戦国祭り」で販売 ...[京都新聞]

「太秦戦国祭り」へ行って参りました。
太秦映画村は中学の修学旅行以来で、改めて歩き廻ると、
「こんなに狭かったか?」と思うことしばしば。

様々な時代劇セットの前でポーズを決めるコスプレの方々、
それを写真に収める撮影者の方々、戦国グッズの販売をされている方々、
戦国料理を振る舞ってくれた方々、皆楽しく参加されているよに見え、
良いイベントであったかと思います。
ただ1つの難点は、風が冷たくて、 とにかく寒かった。
これに尽きます・・・・

「やらないか?」「ウホッ!いい、しまさこにゃん」
子供から開放されて一息つく
しまさこにゃん

しまさこにゃんピンバッジ
今回購入した
しまさこにゃんピンバッジ

私的にこのイベントで一番嬉しかったのは、
生の「しまさこにゃん」を見ることが出来たことです。
【参考動画】「しまさこにゃん」営業中
この祭りに登場することを知らなかったので、嬉しいサプライズでした。
当然、握手。着ぐるみが小さかったので抱きつきはあきらめました。
その他、「しまさこにゃん」について新たに分かったことは、
・しまさこにゃんはひこにゃんのライバルキャラである。
・黒目の部分が取り外し可能なので、色々な表情が出来る。
・のぞき穴は兜の鍔の所にある。
・一番子供達に非常に人気があった。

とはいえ、子供に囲まれぎゅぎゅっと抱きつかれたり、
しっぽを引っ張られたり、黒目を取られたりと、
過酷な目にあってましたが・・・・

あと、出店していた戦国グッズ専門店「しょうぶ屋」にて、
「しまさこにゃんピンバッジ」を購入。

1つ余分に買ったので、このサイトの読者の方へプレゼントします。
左のピンバッジを欲しいと感じられた方は、下のメールフォーム
メールアドレスお住まいの都道府県名を記入して送信ください。
申し込みの受付は、3月23日(金)までとさせていただきます。


■織田信長家臣の平手汎秀 墓碑を浜松から稲沢へ移設 ...[中日新聞]

平手汎秀は、武田信玄徳川家康が戦った三方ケ原の戦いに信長の要請で
家康援軍として出陣し、わずか19歳で討ち死にした。
ふびんに思った地元・浜松の人たちが汎秀の墓碑を建てて供養したと伝えられる。

ぜんそくを患っていた汎秀は生前、同じ病で苦しむ人を治したいと強く願っていたことから、
墓碑は平手神社として整備され、ぜんそくやせきに御利益があるとして信仰を集めたという。
■宇都宮城140年ぶりに一部復元、25日から一般公開 ...[読売新聞]
宇都宮城主・本多正純が、からくり仕掛けの天井を作り、
2代将軍・徳川秀忠を暗殺しようとした「釣り天井事件」伝説で有名。
1868年、戊辰戦争で大半が焼失した。

2003年7月から募金を開始して、1億円集まったとのこと。
このサイトの過去ログを漁ったら、2004年の1月13日12月18日に紹介してました。

∇2007/03/17 (土)∇

「太秦戦国祭り」へ行って見る。
京都は愛知より寒いのかな?

戦国時代関係ニュース
■「甲賀×伊賀」の対決控え 甲賀市長が手裏剣修行 ...[京都新聞]

■松尾城跡が広島県史跡へ 毛利氏の領土に接する尼子陣営の最前線 ...[中国新聞]

■関ケ原の合戦の功績で安芸・備後の領主となった福島正則の検地帳を初公開 ...[中国新聞]

■群馬の古書店で日本初の英和辞典、原稿発見 ...[時事通信出版局]
英蘭辞典を基に英単語を拾い、訳語のオランダ語を日本語に訳し直す形で作業が進められたとみられる。

ちなみに日本最初の蘭和辞典も蘭仏辞典を基にして作られております。
江戸時代の人はこれを手書きで作った上、さらに写本していたというのだから、
その労力たるや凄まじい・・・・
ネットで簡単に 江戸ハルマ(蘭和辞書)の全文画像を見ることの出来る
現代は情報に関して恵まれてますな。