『信長の野望 革新』家宝一覧-茶道具-
茶道具 | 武具 | 書物 | 美術品・その他 |
- 剣術書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 日本 | 香取神道流書 かとりしんとうりゅうしょ | 足軽適性 上昇 | 飯篠長威斎が開いた剣術・神道流(新当流)の兵法書。長威斎は近世剣法の始祖といわれる兵法者で、塚原ト伝などの剣豪を育て、102歳まで生きた。 |
二等級 日本 | 新陰百首 しんかげひゃくしゅ | 足軽適性 上昇 | 柳生新陰流の開祖・石舟斎宗厳が、「無刀取り」をはじめとする新陰流の極意・秘伝を歌に詠んだもの。宗厳は徳川家康に出仕を求められたが、拒否している。 |
三等級 日本 | 陰流之私 かげりゅうのひそか | 足軽適性 上昇 | 愛洲移香斎(陰流の開祖)の子・元香斎が著した書。元香斎は上泉信綱の師といわれる人物。具体的かつ技術的内容を持った、本格的な伝書といわれている。 |
四等級 日本 | 五輪書 ごりんのしょ | 足軽適性 上昇 | 二天一流の剣豪・宮本武蔵が著した書。地・水・火・風・空の5巻からなり、修業の心がけ、二天一流の理論、実戦における駆け引きなどを記述している。 |
五等級 日本 | 平法口決 へいほうくけつ | 足軽適性 上昇 | 中条流の秘伝書。開祖は中条兵庫頭長秀で、室町時代の人。中条流平法は、富田流、一刀流の源流となった。中条流自体は若狭・陸前を中心に伝承された。 |
六等級 日本 | 一刀流口伝書 いっとうりゅうくでんしょ | 足軽適性 上昇 | 一刀流の秘伝書。一刀流は、鐘捲自斎に神陰流を学んだ伊東一刀斎が創始した。弟子の小野忠明は、2代将軍・徳川秀忠の剣術指南役であったほどの達人。 |
七等級 日本 | 田宮流居合書 たみやりゅういあいしょ | 足軽適性 上昇 | 田宮抜刀流の開祖・田宮平兵衛重政が著した書。重政は長柄の太刀を好んだ剣豪で、その子・長勝は徳川頼宣に仕えた。以来紀州藩では田宮流が盛んになった。 |
八等級 日本 | 夕雲流剣術書 せきうんりゅうけんじゅつしょ | 足軽適性 上昇 | 無住心剣流の開祖・針ヶ谷夕雲が著した書。夕雲は戦国時代末期の剣豪で、小笠原源信斎に師事した。生涯で52回の真剣試合を行ったという。 |
九等級 日本 | 平常無敵書 へいじょうむてきしょ | 足軽適性 上昇 | 山内蓮心が開いた平常無敵流の極意を記した書。山内蓮心は「古今独歩の名人」と称せられた剣豪。寺田五郎右衛門などが門下生だったといわれる。 |
十等級 日本 | 本朝武芸小伝 ほんちょうぶげいしょうでん | 足軽適性 上昇 | 日夏繁高が著した武道書。兵法、馬術、砲術、槍術などに秀でた室町時代以降の武将の列伝を記した。『干城小伝』ともいう。 |
- 馬術書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 日本 | 大坪流桐坪巻 おおつぼりゅうきりつぼのまき | 騎馬適性 上昇 | 大坪流馬術の極意を記した書。大坪流の開祖・大坪慶秀は、小笠原流馬術を修めた後、師匠の推挙で室町幕府3代将軍・足利義満の馬術師範となったという。 |
二等級 日本 | 小笠原流庭乗 おがさわらりゅうにわのり | 騎馬適性 上昇 | 小笠原流馬術の極意を記した書。小笠原流は源頼朝が小笠原長清に命じ、武術や武家の儀式を制定させたことが始まり。以来、同家は「弓馬の家」と呼ばれた。 |
三等級 日本 | 荒木流馬術書 あらきりゅうばじゅつしょ | 騎馬適性 上昇 | 荒木流馬術の極意を記した書。荒木流の開祖・荒木元清は荒木村重の一族。村重が織田信長に背くと摂津花隈城を守るが敗れて逃亡、のちに豊臣秀吉に仕えた。 |
四等級 日本 | 八条流幸秀論 はちじょうりゅうこうしゅうろん | 騎馬適性 上昇 | 八条流馬術の極意を記した書。八条流は八条近江守源房繁が小笠原流を習得した後、馬術印可を受けて創始した。房繁は大坪慶秀と並ぶ「騎法中興の祖」。 |
五等級 日本 | 神当流音捨巻 しんとうりゅうおんしゃのまき | 騎馬適性 上昇 | 神(新)当流馬術の極意を記した書。神当流は剣豪・塚原卜伝高幹を祖とする流派。剣術が最も名高いが、槍術、薙刀術などとともに馬術も研究された。 |
六等級 日本 | 騎士用本 きしようほん | 騎馬適性 上昇 | 西洋馬術の指南書。西洋では十字軍遠征以降、アラブ馬などの良馬が持ち込まれるなどして、馬術の環境と技術が向上していったという。 |
七等級 日本 | 射法一統 しゃほういっとう | 騎馬適性 上昇 | 室町時代に編まれた馬術書。修練馬術である笠懸、犬追物、流鏑馬など馬上から弓で射る技を解説したもの。室町時代は馬術が最も華やかだった時代であった。 |
八等級 日本 | 馬術秘書 ばじゅつひしょ | 騎馬適性 上昇 | 室町時代に編まれた馬術書。馬術一般について解説している。戦闘馬術は源平合戦後に廃れたが、代わって武技としての修練馬術が武士の間で盛んになった。 |
九等級 日本 | 馬術歌之書 ばじゅつうたのしょ | 騎馬適性 上昇 | 室町時代に編まれた馬術書。編者不明。室町時代、身分の低い武士や庶民の間で流行した宴曲や小歌の中から、馬術や馬に関連したものを集め、編纂した書物。 |
十等級 日本 | 庭乗之書 にわのりのしょ | 騎馬適性 上昇 | 修練馬術の1つ「庭乗」についてに書かれた室町時代の馬術書。庭乗とは射術を伴わず、純粋に馬を操る技を究めようとする武技をいう。 |
- 弓術書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 日本 | 日置流弓術書 へきりゅうきゅうじゅつしょ | 弓適性 上昇 | 日置流弓術の極意を記した書。開祖・日置正次は、諸国遍歴の中で射法秘術を会得し、革新的な射術を編み出したという。日本弓術の中興の祖とも称される。 |
二等級 日本 | 吉田流弓術書 よしだりゅうきゅうじゅつしょ | 弓適性 上昇 | 吉田流弓術の極意を記した書。開祖・吉田重賢は、日置正次から奥義を伝授された唯一の人物といわれる。後にその射術は息子・重政へと受け継がれた。 |
三等級 明国 | 礼記射義 らいきしゃぎ | 弓適性 上昇 | 古代中国の経書・礼記の一篇。礼記とは儒教の礼について記された書物であり、この射儀篇では、弓術における礼儀作法や精神のあり方などが述べられている。 |
四等級 明国 | 射学正宗 しゃがくせいしゅう | 弓適性 上昇 | 中国・明の武経。弓の名手・高頴叔が記したといわれる。射法を五つに分類し、分析・解説を行っている。江戸時代の日本の弓道に大きな影響を与えたという。 |
五等級 日本 | 射法訓 しゃほうくん | 弓適性 上昇 | 弓道における射術を解説した書。紀州竹林流弓術の中興の祖・吉見順正が記したといわれる。弓の引き方や心構えなどが真言宗の教えとともに述べられている。 |
- 砲術書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 日本 | 稲富流砲術書 いなどめりゅうほうじゅつしょ | 鉄砲適性 上昇 | 稲富流砲術の極意を記した書。稲富流の開祖・稲富祐直は一色家や細川家に仕えた後、江戸幕府の砲術方となって活躍。その砲術は天下一と称された。 |
二等級 日本 | 津田流砲術書 つだりゅうほうじゅつしょ | 鉄砲適性 上昇 | 津田流砲術の極意を記した書。津田流の開祖・津田監物算長は種子島で砲術を学んだ人物。のちに持ち帰った技術で、堺を鉄砲の大生産地に発展させた。 |
三等級 日本 | 外記流砲術書 げきりゅうほうじゅつしょ | 鉄砲適性 上昇 | 外記(井上)流砲術の極意を記した書。外記流の開祖・井上外記正継は徳川家に仕え、幕府鉄砲方となる。のちに稲富直賢と私闘をし、相討ちとなった。 |
四等級 日本 | 田付流砲術書 たづけりゅうほうじゅつしょ | 鉄砲適性 上昇 | 田付流砲術の極意を記した書。田付流の開祖・田付景澄は稲富祐直、安見右近と並び鉄砲の三名人と称された。徳川家康に仕え、子孫は幕府の鉄砲方を務めた。 |
五等級 日本 | 関流砲術書 せきりゅうほうじゅつしょ | 鉄砲適性 上昇 | 関流砲術の極意を記した書。関流は江戸時代初め、関之信が創始した。主に大筒に長けており、之信の子・昌信は、大筒「震天銃」を巧みに操ったという。 |
六等級 日本 | 霞流砲術書 かすみりゅうほうじゅつしょ | 鉄砲適性 上昇 | 霞流砲術の極意を記した書。開祖・丸田盛次は上杉家に仕えた砲術家で、諸国を巡って18人の師に学び、すべて免許皆伝したという。大筒の扱いに優れた。 |
七等級 日本 | 荻野流砲術書 おぎのりゅうほうじゅつしょ | 鉄砲適性 上昇 | 荻野流砲術の極意を記した書。開祖・荻野六兵衛安重は家伝の大砲を改良して、「早打ち乱玉」という妙技を開発。のちに弟と砲術を研究し、一派を開いた。 |
八等級 日本 | 高島流秘伝書 たかしまりゅうひでんしょ | 鉄砲適性 上昇 | 高島流砲術の極意を記した書。高島流の開祖・高島四郎太夫茂敦は、オランダ人将校に西洋砲術を学び、その優れた技術をこの秘伝書に書き残したという。 |
九等級 日本 | 天山流砲術書 てんざんりゅうほうじゅつしょ | 鉄砲適性 上昇 | 天山流砲術の極意を記した書。開祖・阪本俊豈は父・英臣に荻野流を学んだ後、研究を重ね、十数発を自由に発射できる回転式機関砲を発明し、一派を開いた。 |
十等級 日本 | 中島流砲術書 なかじまりゅうほうじゅつしょ | 鉄砲適性 上昇 | 中島流砲術の極意を記した書。中島流は中島太兵衛長守が武衛流・自得流・佐々木流の技を学んだ後に編み出した砲術。特に棒火矢の扱いに優れていた。 |
- 忍術書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 日本 | 万川集海 ばんせんしゅうかい | 計略適性 上昇 | 伊賀・甲賀流忍術の秘伝を記した書。江戸時代に藤林保武によって編纂された。諸流派の様々な秘伝を集め、体系的に解説している。忍術三大秘伝書の1つ。 |
二等級 日本 | 正忍記 しょうにんき | 計略適性 上昇 | 紀州流忍術の秘伝を記した書。天地人の三巻からなる。著者の藤一水正武は本姓を藤林といい、伊賀の上忍・藤林家の一族といわれる。忍術三大秘伝書の1つ。 |
三等級 日本 | 忍秘伝 しのびひでん | 計略適性 上昇 | 伊賀流忍術の秘伝を記した書。伊賀服部家に伝わる一子相伝の秘伝書で、初代・半蔵保長が著し、息子・半蔵正成に授けたといわれる。忍術三大秘伝書の1つ。 |
四等級 日本 | 義盛百首歌 よしもりひゃくしゅか | 計略適性 上昇 | 伊勢三郎義盛が忍術の極意を詠みこんだ忍歌。義盛は伊賀流忍術の達人で、義経四天王の一人として有名。後の忍術秘伝書に大きな影響を与えたといわれる。 |
五等級 日本 | 忍術秘書応義 にんじゅつひしょおうぎ | 計略適性 上昇 | 甲賀流忍術の秘伝を記した書。この書では、日本最古の忍者・大伴細人について記されている。細人は聖徳太子に仕え、「志能備」と呼ばれていたという。 |
- 水軍書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 日本 | 船戦要法 ふないくさようほう | 水軍適性 上昇 | 村上武吉が記した水軍書。村上水軍は潮の流れを読むことを極意とし、小回りが利く小早を用いて敵を翻弄したという。また、火薬を用いた戦法も得意とした。 |
二等級 日本 | 舟戦以律抄 しゅうせんいりつしょう | 水軍適性 上昇 | 村上水軍戦法の研究書。村上水軍は古くから瀬戸内海を根城とした海賊衆で、後に能島・来島・因島の三家に分派し、三島村上水軍と呼ばれるようになった。 |
三等級 日本 | 水軍戦法要領 すいぐんせんぽうようりょう | 水軍適性 上昇 | 村上水軍の船団編成法や陣形が記された図。鶴翼の備えや方円の備えなど、村上水軍独自ともいえる様々な船団陣形が、詳細な絵とともに記載されている。 |
四等級 日本 | 一品流水学集 いっぽんりゅうすいがくしゅう | 水軍適性 上昇 | 小早川隆景が毛利元就に献上した書物。能島や因島に伝わる水軍戦法が記されている。内容に感銘を受けた元就が、毛利家紋の一品紋から名前を付けたという。 |
五等級 日本 | 水軍戦法巻一 すいぐんせんぽうかんのいち | 水軍適性 上昇 | 水軍戦法の極意を記した書。戦国の水軍衆は海の大名ともいえる存在であった。水軍のない大名にとって、その海戦力は魅力であり、脅威でもあったという。 |
- 建築書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 日本 | 築城記 ちくじょうき | 築城適性 上昇 | 戦国時代に記された築城の手引き書。山城、平城それぞれについて築城法が記されている。写本の1つは越前朝倉家にも秘蔵されていた。 |
二等級 日本 | 秘伝軍礼聞書 ひでんぐんれいききがき | 築城適性 上昇 | 戦国時代に記された武芸書。実戦的な記述が多く見られる。城攻めの方法やそれに対処する城の守り方、築城法などがつぶさに記されている。 |
三等級 日本 | 愚子見記 ぐしけんき | 築城適性 上昇 | 江戸時代、寺大工・平政隆が法隆寺へ献納した建築書。大工職に必要な知識や技能のほか、天守の創案者は丹羽長秀であると説いている。 |
四等級 日本 | 惣地取奥義 そうじどりおうぎ | 築城適性 上昇 | 室町時代に記された知識書。著者不明。各土地に関する情報や地質についての観察が充実している。築城法に関する記述もみられる。 |
五等級 日本 | 匠明 しょうみょう | 築城適性 上昇 | 江戸幕府の作事棟梁・平内政信が著した日本最古の木割書。建物に使用する木材の寸法のほか、各建物や部分の呼称など大工に必要な知識が記されている。 |
六等級 日本 | 匠家極秘伝 しょうかごくひでん | 築城適性 上昇 | 江戸時代初期の建築書。築城家で有名な藤堂高虎が参考にしたとも、記したともいわれる。戦国時代の築城技術は軍略の根幹に関わるため、秘伝のものが多い。 |
七等級 日本 | 武教全書 ぶきょうぜんしょ | 築城適性 上昇 | 山鹿流兵法の祖・山鹿素行が著した築城書。素行は江戸初期の儒者・兵学者で、赤穂藩に仕えた。戦国時代末期の築城法をよく伝える書として知られる。 |
八等級 日本 | 匠道奥秘巻 しょうどうおうひかん | 築城適性 上昇 | 江戸時代初期に記されたといわれる建築書。著者未詳。築城技術も含め、種々の建造物の建築法が記されているほか、匠の心得も書かれている。 |
九等級 日本 | 士鑑用法 しかんようほう | 築城適性 上昇 | 北条流兵法の祖・北条氏長が著した築城書。氏長は江戸初期の兵学者で、小幡景憲に兵法を学んだという。戦国時代末期の築城法を伝える書として知られる。 |
十等級 日本 | 兵法雄鑑 ひょうほうゆうかん | 築城適性 上昇 | 北条流兵法の祖・北条氏長が著した築城書。地形の選定方法や縄張の方法など、城を築く際の注意点を図解入りで説明している。 |
- 農業書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 明国 | 農政全書 のうせいぜんしょ | 内政適性 上昇 | 中国清代の徐光啓が著した農業総合書。農具、水利、園芸など多岐に渡って記述されている。戦国時代には集約農業が確立し、生産力は飛躍的に増大した。 |
三等級 日本 | 広益国産考 こうえきこくさんこう | 内政適性 上昇 | 大蔵永常が記した農学書。永常は九州から東国に至るまで、農業・農法を実地で学ぶことを心掛けた。この書物は永常の生涯の結晶ともいうべき書である。 |
五等級 日本 | 清良記 せいりょうき | 内政適性 上昇 | 西園寺家に仕えて知勇兼備を謳われた武将・土居清良の一代記。全30巻。そのうち第7巻『親民鑑月集』は日本最古の農書として知られている。 |
七等級 日本 | 除蝗録 じょこうろく | 内政適性 上昇 | 大蔵永常が鯨油による稲作害虫策について論じた農書。「蝗」はイナゴの意。鯨油のない地域についても菜種油などでの対策を報じている。 |
九等級 日本 | 家業伝 かぎょうでん | 内政適性 上昇 | 河内国の住人・木下清左衛門が記した農書。畿内は農業の生産力が高かった。その理由は、農民らが団結して自治体を作っていたからだといわれている。 |
- 商業書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
二等級 日本 | 今井宗久日記 いまいそうきゅうにっき | 内政適性 上昇 | 織田信長の茶頭を務めた堺の豪商・今井宗久の日記。全10巻。この日記の中から、茶会記だけを抜き出したものが『今井宗久茶湯書抜』である。 |
四等級 日本 | 蔭凉軒日録 おんりょうけんにちろく | 内政適性 上昇 | 室町時代、京都相国寺鹿苑院・蔭凉軒主が記した公用日記。主に僧職の任免の記録である。蔭凉軒主とは僧職人事を司る「僧録」の補佐役職のことをいう。 |
六等級 日本 | 島井宗室訓戒 しまいそうしつくんかい | 内政適性 上昇 | 博多の豪商・島井宗室が、養子の神屋信吉に遺した15カ条の遺言。宗室自身の40歳までの半生を綴り、交友関係、生活態度に注意を与えた、戒めの書。 |
八等級 日本 | 梅津政景日記 うめづまさかげにっき | 内政適性 上昇 | 佐竹家臣・梅津政景の日記。政景は銀山奉行や町奉行などを務めた。鉱山行政や城の財政だけでなく、武士や庶民の生活を知る貴重な資料の1つである。 |
十等級 日本 | 松屋筆記 まつやひっき | 内政適性 上昇 | 奈良の富商・松屋の当主3代の茶会記。『松屋日記』ともいう。天と地の2巻からなり、天之巻は3代久政と4代久好、地之巻は5代久重の茶会記である。 |
- 知識書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 明国 | 史記 しき | 知略+10 鼓舞 | 中国前漢の武帝に仕えた司馬遷が著した史書。二十四史の1つで、第1の正史。上古の黄帝から武帝に至るまでの中国の歴史が、全130巻に収められている。 |
二等級 明国 | 貞観政要 じょうかんせいよう | 知略+9 鼓舞 | 中国唐の太宗の問答のうち、政治倫理に関するものを呉兢が編んだ書。「善政の典型」として古くから天皇や公家に愛読され、徳川家康も好んで読んだという。 |
三等級 日本 | 貞永式目抄 じょうえいしきもくしょう | 知略+8 鼓舞 | 儒学者・清原宣賢による貞永式目(御成敗式目)の注釈書。貞永式目は鎌倉時代に成立した武家の法令で、戦国時代の武家の子弟には必読の書であった。 |
四等級 明国 | 論語 ろんご | 知略+7 鼓舞 | 儒家の祖として名高い孔子の言行録。孔子は中国春秋時代の魯国の政治に携わり理想の君子が持つべき「仁」を唱えた。日本人にも多大な影響を与えた名著。 |
五等級 日本 | 古事記 こじき | 知略+6 鼓舞 | 奈良時代初めに編纂された日本最古の歴史書。神代から推古天皇までの天皇家にまつわる神話や伝承が記されている。有名なものに「天の岩戸」などがある。 |
六等級 明国 | 十八史略 じゅうはっしりゃく | 知略+5 - | 中国元代初めに曾先之が著した歴史書。『史記』以来17の歴代の正史に、宋代の史書を加えた十八史を省略してまとめたもの。初学者向けに書かれたという。 |
七等級 南蛮 | 日本大文典 にほんだいぶんてん | 知略+4 - | 宣教師・ロドリゲス=ツヅが著した書。日本語の品詞論、文章論、文体論などが記されている。戦国時代の日本語を研究する上で貴重な資料である。 |
八等級 日本 | 和漢朗詠集 わかんろうえいしゅう | 知略+3 - | 戦国時代の上級武士の必読書。元服が近くなると四書五経や兵法書とともに読まれ、詩作や和歌の教養の源になったといわれる。 |
九等級 日本 | 尺素往来 せきそおうらい | 知略+2 - | 1522年に公卿・橋本公夏が写本した雑学書。政治的な事柄から銘酒の種類、諸国の土産品比べに至るまで、その内容は非常に広い範囲に及んでいる。 |
十等級 日本 | 節用集 せつようしゅう | 知略+1 - | 戦国時代に刊行された国語事典。書名は「費用の節約」(金と手間と時間が省ける)に由来する。この事典で戦国時代の日本語の語彙をおおむね理解できる。 |
- 兵法書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 明国 | 呉子 ごし | 知略+10 混乱 | 古代中国の兵法書。武経七書の1つ。治国・情報・兵の管理や統率について記述されている。『孫子』に劣らぬ兵法書といわれる。 |
二等級 明国 | 孫子 そんし | 知略+9 混乱 | 古代中国の兵法書。武経七書の1つ。多くの戦国武将が愛読した兵法書として有名。武田信玄の「風林火山」の旗印は、孫子の言葉を引用したものである。 |
三等級 明国 | 黄石公三略 おうせきこうさんりゃく | 知略+8 混乱 | 古代中国の兵法書。武経七書の1つ。通称、『三略』といわれ、政治・用兵・戦略の通則を3巻にまとめたもの。六韜と合わせて『六韜三略』と呼ばれる。 |
四等級 明国 | 六韜 りくとう | 知略+7 混乱 | 古代中国の兵法書。武経七書の1つ。政治や戦術・用兵・戦略に関する先人の知恵を6巻にまとめたもの。韜とは、兵法書を収める革製の袋のことである。 |
五等級 明国 | 司馬法 しばほう | 知略+6 混乱 | 古代中国の兵法書。武経七書の1つ。斉の大司馬・田穣苴らの兵法をもとに記されたといわれる。大司馬とは軍事を司る最高長官を指していう。 |
六等級 明国 | 三十六計 さんじゅうろくけい | 知略+5 - | 中国古代兵法の粋を集めた兵法書。著者不明。勝戦・敵戦・功戦・混戦・併戦・敗戦の六部をさらに六計に分類して論じる。最上の策は戦を避けることと説く。 |
七等級 明国 | 尉繚子 うつりょうし | 知略+4 - | 古代中国の兵法書。武経七書の1つ。秦の始皇帝に仕えた兵法家・尉繚の説を集めた書とも偽書ともいわれる。正攻法を論じ、孫子・呉子に次ぐとも評される。 |
八等級 明国 | 鬼谷子 きこくし | 知略+3 - | 中国・春秋戦国時代の思想家・鬼谷子が記したとされる。彼は縦横家の蘇秦や張儀の師であり、権謀術数の中でも説得術に長じていたという。 |
九等級 明国 | 李衛公問対 りえいこうもんたい | 知略+2 - | 古代中国の兵法書。武経七書の1つ。唐の太宗の政治や兵法に関する問いかけに家臣・李靖がその要諦を説く。太宗は唐建国の立役者で、賢君として知られる。 |
十等級 明国 | 戦国策 せんごくさく | 知略+1 - | 中国周時代から秦の始皇帝時代までの遊説子の故事を、前漢末の劉向が12カ国別に編纂した兵法書。「一挙両得」「禍転じて福と成す」等の成語を伝える。 |
- 軍記物 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 明国 | 三國志演義 さんごくしえんぎ | 知略+10 威圧 | 中国の三国時代を舞台に英雄たちの活躍を描いた長編小説。正史を基本とした上で、野に伝わる伝説・逸話を多く取り入れ、物語を盛り上げている。 |
二等級 日本 | 太平記 たいへいき | 知略+9 威圧 | 南北朝の対立を南朝側の立場から描いた軍記物語。戦国武将が兵法書の代わりとして読んでいた。吉川元春が陣中で全巻を書写したことが知られている。 |
三等級 日本 | 平家物語 へいけものがたり | 知略+8 威圧 | 平清盛をはじめとする平家一門の繁栄と滅亡を描いた軍記物語。琵琶法師が節をつけて語った。「祇園精舎の鐘の声」で始まる冒頭の一節が特に有名である。 |
四等級 明国 | 水滸伝 すいこでん | 知略+7 威圧 | 作者は施耐庵とも羅貫中とも。個性豊かな無頼漢たちの奔放な活躍を描いた悪漢小説。中国の宋代を舞台に梁山泊に集った無頼漢が巨悪に立ち向かう様を描く。 |
五等級 日本 | 義経記 ぎけいき | 知略+6 威圧 | 源義経の一代記。牛若丸と弁慶、源平合戦、吉野山への逃亡と静御前、奥州平泉での最期などを「悲運の判官」として描く。室町時代中期の作か。作者は未詳。 |
六等級 日本 | 梅松論 ばいしょうろん | 知略+5 - | 南北朝時代の動乱を描いた歴史書。作者不明。足利尊氏・直義兄弟が室町幕府を樹立するまでの経緯や、幕府の正当性と永続とを、梅松にたとえて物語る。 |
七等級 明国 | 蒙古秘史 もうこひし | 知略+4 - | モンゴルの英雄・チンギス=ハンを主人公とする歴史物語。始祖から中国元朝を興すまでの、民族の歴史を壮大に描く。明代まで宮殿に眠っていた「秘史」。 |
八等級 日本 | 応仁記 おうにんき | 知略+3 - | 応仁の乱を描いた戦記物。将軍・足利義政の失政から山名持豊が死去するまでを内容としている。室町時代後期の作とされているが、成立も作者も不明。 |
九等級 日本 | 承久記 じょうきゅうき | 知略+2 - | 承久の乱を描いた軍記物。四部之合戦書の1つ。後鳥羽天皇の即位から、承久の乱の原因・経過を記し、土御門上皇が流されるまでを克明に描いている。 |
十等級 日本 | 永享記 えいきょうき | 知略+1 - | 室町時代中期以降の関東の歴史を描いた軍記物。永享の乱から、結城合戦、山内上杉家と扇谷上杉家の対立、北条早雲の登場までを描く。 |
- 医書 -
等級 生産国 | 家宝名 | 効果 戦法 | 由来 |
一等級 日本 | 医書大全 いしょたいぜん | 寿命延長 - | 明国で成立した医学書。堺の医者・阿佐井野宗瑞が私財を投じて記述内容の誤りを正し、復刻・刊行した。日本で最初の医学書となった。 |
三等級 日本 | 三喜廻翁医書 さんきかいおういしょ | 寿命延長 - | 古河足利家に仕えた医者・田代三喜の著書。三喜は明国で李朱医学を学び、帰国後も関東で医学の普及に努めた。門下に近世漢方医学の祖・曲直瀬道三がいる。 |
五等級 日本 | 啓迪集 けいてきしゅう | 寿命延長 - | 近世漢方医学の祖・曲直瀬道三が著し、正親町天皇に献上した医術書。全8巻。ほとんどの病気が網羅されたその内容に天皇は深く感銘を受けたという。 |
七等級 日本 | 徳本医方 とくほんいほう | 寿命延長 - | 甲斐武田家に仕えた医家・永田徳本の記した医書。徳本は独自の医方を生み出して、薬の知識に長じ、医家の道徳も説いた。118歳まで生きたと伝えられる。 |
九等級 日本 | 八十一難経 はちじゅういちなんきょう | 寿命延長 - | 越前国主・朝倉孝景が城下の僧侶に校訂させ、刊行した古代中国の医学書。一乗谷文化の遺品の1つであり、朝倉家滅亡時に持ち出された版木が現存する。 |
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