戦国時代ニュース 過去の紹介記事[2012年7月01日-7月15日]

『アグリッパ-AGRIPPA-』(内水融)第3巻 『信長のシェフ』(原作:西村ミツル,漫画:梶川卓郎)第4巻 『ホークウッド』(トミイ大塚)第2巻 『戦国妖狐』(水上悟志)第9巻

∇2012/07/12 (木)∇ 徳川四天王本多忠勝と子孫たち-岡崎藩主への軌跡-

◆岡崎市美術博物館で譜代大名・本多家 260年の歴史をたどる企画展 ...[中日新聞]
◆岡崎市東公園内に旧本多忠次邸が開館 本多忠勝の子孫の邸宅を移築・復元 ...[中日新聞]

徳川四天王・本多忠勝を家祖とし、江戸後期には岡崎藩主として約100年間君臨した本多家。
その分家筋にあたる本多忠次の邸宅が、今年7月より復原公開されます。
本展では譜代大名本多家約260年の歴史を追うとともに、本多忠勝所用の黒糸威胴丸具足(重文)を
はじめとする歴代当主ゆかりの名宝を一堂に展示します。
また旧本多忠次邸の開館にあわせて、邸宅の図面や家具調度のデザイン画など貴重な資料の数々を
特別公開します。

【関連サイト】
>>旧本多忠次邸復原記念「徳川四天王本多忠勝と子孫たち-岡崎藩主への軌跡-」 ...[岡崎市美術博物館]
というわけで、先週末に早速観てきました。
入ってすぐ目に入るのは、本多家家系図と、本多忠勝といえば誰もが思い浮かぶ
黒糸威胴丸具足を着用した本多忠勝画像。そしてその横には初めて目にする
衣冠束帯姿の本多忠勝画像。荒々しさを感じさせない物静かな老人で、ちょっと新鮮。

展示会場には本多忠勝や本多家ゆかりの品々が100点以上。
豊臣秀吉から贈られた佐藤忠信冑や鍾馗旗印、「すくんうきよやいまわ満まるこつかう」
という謎の文字透かしが入った鍔など有名な品々に、鮎鮨を送ってくれたことに対する
井伊家への礼状など書状も多数。

旧本多忠次邸

長篠合戦図屏風、関ケ原合戦図屏風、大阪夏の陣図屏風など、合戦の情景が描かれた
屏風絵もあり、一枚一枚情景を眺めていると、あっという間に時間が過ぎてしまうので
ご注意。
大阪夏の陣で戦死した、忠勝の次男・本多忠朝の甲冑は鉄砲に撃ちぬかれた生々しい跡が残ってたり、
跡目相続を巡って起きたお家相続・九六騒動に関する解説や、その後減知に至る顛末、
岡崎藩内の洪水被害に悩まされた当主・本多忠典が田沼意次に出した所領替え願書、
財政改革を始めるにあたって家中で披露された本多忠勝の遺訓・総まくり等々、
見所が非常に多かったです。

会場の最後の方には最後の岡崎藩主・本多忠直の孫である本多忠次が
東京の世田谷に建てた邸宅に関連する資料。
書斎へ入る光の角度や、各部屋に設置する証明の意匠、殆どの部屋に呼び鈴と暖房装置が
備え付けられていたりと、こだわりの痕が感じられるメモ書きや設計図が並んでおりました。
岡崎市美術博物館を出て高速道路の入口の方へ向かう途中にある東公園で公開されておりますので
あわせて観覧をおすすめします。

その他企画・展示

■駿府博物館で「多彩な書 黒白の空間」開幕 ...[静岡新聞]

【関連リンク】 >>館蔵展+大谷青嵐コレクション「多彩な書 日本★中国 黒白の空間」 ...[駿府博物館]
戦国時代の豊臣秀吉、徳川家康家康から、幕末・明治の勝海舟、西郷隆盛、伊藤博文、昭和の大家手島右卿まで。

■伊那で「一夜の城」の発掘速報展 ...[中日新聞]

織田信忠が高遠城の仁科盛信を攻めるために築いたとされる城です。
30日まで開催。16、21日には発掘担当者によるギャラリートークも。

■大分空港ロビー展『掘り出された宗麟の世界』開催中 ...[大分空港]

月替わりで展示テーマが入れ替わるようです。
【関連リンク】 >>展示替えを行いました(第2回)〜大分空港ロビー展『掘り出された宗麟の世界』 ...[大分県 埋蔵文化財センター]

■熊本の「加藤清正展」、高山から孫の遺品 法華寺が所蔵 ...[岐阜新聞]

【関連サイト】 >>「−生誕450年記念展 加藤清正−」 ...[熊本県立美術館]
7月20日から9月2日まで。

戦国時代ニュース

■真壁氏墓碑群を修復 桜川、伝統工芸士13人が協力 ...[茨城新聞]
■真壁氏の墓碑を修復 震災被害の県指定史跡 桜川の石材業者ら ...[東京新聞]
■東日本大震災で被災した「真壁氏累代の墓碑群」修復 ...[MSN産経ニュース]

震災で、殆どの墓が被害にあっていた模様。
水戸徳川家墓所等の史跡だけでなく、一般の墓地もまだ修復に苦労されているところが多いのでしょうね

■松本城の外堀、国史跡に追加指定申請へ 復元を目指して   ...[信濃毎日新聞 ]

■花開く初舞台 清洲城でおもてなし女性グループ「清洲城武将隊 桜華組」デビュー ...[中日新聞]
桜華組は織田信長をはじめ、信長の正室・濃姫、藤吉郎(豊臣秀吉)犬千代(前田利家)をイメージした女性四人組。
毎週水曜日午後一時から清洲城内で定期公演を開くほか、依頼があれば各地へ出向く。

【関連ブログ】 >>清洲城武将隊 桜華組のブログ

■濃姫像 おこし入れ 信長像と寄り添う ...[マイタウン朝日]
■濃姫像を信長像の隣に移設 清洲公園で除幕  ...[中日新聞]

■毛利元就公も満足?墓所門扉一新 ...[中国新聞]

■博多区の櫛田神社で「男の野点」 ...[西日本新聞]
九州に攻め入った豊臣秀吉が筥崎宮で大茶会を開いた故事にちなんだ行事。
舁き山笠を「戦」に見立てて、戦国武将の気構えで同日夕からの「流舁き」に臨もうと始まった。

∇2012/07/09 (月)∇

頼朝挙兵830年祭 ◆伊豆の国市で「頼朝挙兵830年祭」開催中 ...[伊豆の国市観光協会]
NHK大河ドラマ『平清盛』で源義朝の最期が近く、非常に盛り上がっておりますが、
静岡県伊豆の国市でも源頼朝ゆかりの史跡を通じて、地域の観光を盛り上げようと、
「頼朝挙兵830年」が企画・開催されております。

現在は源頼朝ゆかりの史跡をスタンプラリー形式で巡る、
「伊豆の国頼朝サイクリング&ウォーキングラリー」が開催中。

8月17日(金)には「源頼朝挙兵祭」。
こども創作能のほか、頼朝に関する講座、よりとも政子カップルコンテスト。

9月22日(土)、23日(日)に、飲み歩きイベント「よりとも政子バル」。

8月26日(日)には野村萬斎出演の源氏関係の狂言「狩野川能」の他、
10〜12月中にも能楽鑑賞会が予定されております。

ちなみに、→のポスターに描かれているのは、
源頼朝さんをゆるキャラ化した「源氏ボタルよりもとくん」。
蛍にをモチーフにお尻を光らせてるのだけど、
お漏らししているようにも見えてしまう。
もっとも、江戸幕府の初代将軍様も実際に漏らしちゃってるから、
お腹ゆるキャラでも問題ないかも。

お城関係

■七尾城跡、全山に精巧な防御構造 石垣など広がる ...[北國新聞]
■七尾城石垣 新たに50基 二の丸北など 広範囲の分布確認 ...[中日新聞]
■七尾城「枡形」跡を確認 防御機能持つ出入り口空間 利家が改修強まる ...[読売新聞]
■七尾城石垣 畠山家時代に組まれたものか? ...[マイタウン朝日]
七尾城は16世紀初期に能登国の守護大名だった能登畠山氏が築いた山城。上杉謙信の侵攻を受け1577年に陥落、
1581年には前田利家が入城した。
城域は約二百ヘクタール。畠山氏が造成し、本丸周辺の石垣は前田氏が改修したとみられる。
■福井城跡の活用法を議論 ...[中日新聞]

■水口岡山城よ再び 地元青年会議所、廃段ボール使い製作へ 9月完成目指す ...[マイタウン朝日]

■和歌山城バリアフリー化へ 市民団体が発足 ...[わかやま新報]
■和歌山城のバリアフリー化を訴え、障害者支援者ら結成 ...[毎日jp]

そういえば、 岡城のエレベータ問題はどうなったんだろう?

■津山城天守復元を 会議所など研究会発足 ...[山陽新聞]

■引田城跡 生駒親正が築城した当時の石垣が600メートル出土 ...[読売新聞]
■引田城、江戸初期まで使用/石垣現存歴史的価値 ...[四国新聞]

■唐津城で石垣解体工事 崩落防止、14年秋に復元 ...[佐賀新聞]
唐津城は1608年、初代藩主の寺沢広高が築城。現存する資料に天守閣についての記述はないが、
唐津市が1966年、観光のシンボルとなるように天守台跡とみられる石垣の上に天守閣を建てた。

戦国時代ニュース

■「信長バス」運行へ 岐阜バス、16日から岐阜市内ループ線で8台 ...[岐阜新聞]

■清須市清洲公園で 信長像と妻濃姫が再会 ...[時事ドットコム]

■新宮で御三家附家老サミット ゆかりの5市が交流 ...[MSN産経ニュース]
■御三家附家老防災で連携 新宮でサミット ...[読売新聞]

■国史跡のモミジ倒れる 安芸高田の毛利一族墓所、大雨影響か ...[中国新聞]

7月16日(月)朝から毛利元就墓前祭が開催されるそうですが、影響ないのかな?


∇2012/07/05 (木)∇

◆乱世を切り拓いた知略を学べ 第1回「信長戦国歴史検定」2013年2月開催決定! ...[財経新聞]
【関連サイト】 >>信長戦国歴史検定 公式ホームページ
開催場所は、東京・大阪、そして信長ゆかりの地でもある岐阜の計3箇所。
出題形式は、マークシート四択一方式。
コーエーテクモゲームスも協力されているそうなので、「信長の野望」や「戦国無双」に
関連する問題が出題されていたら、面白いかもしれませんね。

【関連リンク】 >>信長戦国歴史検定マスコットキャラクター募集
現在、信長戦国歴史検定のマスコットキャラクターも募集中。
締め切りは7月30日(月)まで。メールによる応募も可能だそうです。

週末からのイベント

■7月7日(土),8日(日) 田辺市と新宮市で「第三回 徳川御三家付家老サミット」 ...[紀伊民報]

昨秋に開催される予定でしたが台風の影響で延期されていたようです。
紀伊徳川家の附家老になった安藤・水野家についての講演や、
熊野神社・新宮城跡の見学等が企画されております。

■名護屋城の「一生」追う 名護屋城博物館で展示会 ...[西日本新聞]

【関連サイト】 >>企画展「城をつくるー名護屋城の築城から破却までー」 ...[佐賀県立名護屋城博物館]

■7月8日(日) 国指定史跡 平林城跡発掘調査現地説明会 ...[新潟県村上市]

上杉家に属していた色部家の居城です。

戦国時代ニュース

■天海僧正ゆかりのお宝鑑定 桐生・栄昌寺 ...[上毛新聞ニュース]
掛け軸の絵は、徳川家康天海僧正が対座する形で、天海僧正が手前で大きく描かれていることから、
「家康が神格化される前の様式のもの。天海僧正の権威も表現されている」と推察された。
■「遊びに来て」岩櫃山連絡協発足・東吾妻 ...[上毛新聞ニュース]
今後の活動として、まず真田氏関連にスポットを当てる方針。岩櫃山と六文銭をデザインした観光のぼり旗の設置や、
真田氏ゆかりの地がある長野県上田市や嬬恋村、沼田市などとの情報交換、協議会メンバーによる現地確認などに
ついて話し合った。
■橋爪門の復元開始 金沢城 新幹線開業へ魅力アップ ...[北國新聞]
■橋爪門復元スタート 2015年完成目指す ...[読売新聞]

■岐阜の魅力、歌って発信 「岐阜姫軍団」CD発売 ...[岐阜新聞]

■小説「戦国の女」出版 人吉市の岐部医師 ...[西日本新聞]
女性は戦国大名の秋月種実の娘。歴史に名が残されておらず、小説では「私」として登場する。
18歳ごろ、相良長毎に嫁いだとされる。