| 「生きるまでいきたならば 死ぬることもあろう・・・・・・
ふむ、これが死・・・・・・か・・・・・・」
ご存じかも知れませんが、これの元ネタは前田慶次郎が書いた「慶次郎道中日記」が元ネタですね。
『そもそもこの無苦庵(慶次のこと)は、孝を勤むべき親もなければ、憐れむべき子もなし。
心は墨に染ねども、髪結ぶむづかしさに、つむりを剃り、手のつかひ不奉公もせず、足の駕籠かき小揚やとはず。
七年の病なければ三年の蓬も用ひず。
雲無心にして岫を出づるもまたをかし。
詩歌に心なければ、月花も苦にならず。
寝たき時は昼も寝、起きたき時は夜も起きる。
九品蓮台に至らんと思ふ欲心なければ、八萬地獄に落つべき罪もなし。
生きるまでいきたらば、死ぬるでもあらうかとおもふ』
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