百万カウント達成記念クイズ-七人の信長-
[百万カウント達成記念クイズ-七人の信長 解答編-]
今年の1月15日に掲載した「信長を描いた漫画家当てクイズ」の解答を発表。
あなたは何人わかりましたかな?
設問のイラストはこちら
作者:山田芳裕 先生
引用元:『へうげもの』第1巻
週刊モーニングで連載中の漫画『へうげもの』。
抜粋したのは主人公・古田左介重然(後の古田織部)に
安土城を見下ろしながら、日本だけでなく唐や天竺といった、
三国悉くを自分流の華やかさに染めようと語るシーンから。
立身と数寄との狭間で懊悩する主人公の振る舞いが面白く、
また、山田芳裕独特のダイナミックな描写とも非常にマッチしている。
さらには、信長の「華」とは対照的な「侘び」という価値観を天下に示そうと、
秀吉に天下を獲らせようと画策する千利休や、
明智光秀を使って信長の暗殺を企む秀吉の動きが現在の見どころです。
Mikage さん | 藤井徹 さん | カモシカ さん | 睦月たたら さん |
正解 | 正解 | 正解 | 正解 |
作者:
椎名高志 先生
引用元:『MISTERジパング』第2巻
週刊少年サンデーで『絶対可憐チルドレン』を連載中の椎名高志先生が、
以前連載していた時代劇『MISTERジパング』第2巻の副扉絵から、
パッと見、信長のポーズとか不適な笑みが気に入ったので掲載。
(さっき、
作者様のギャラリーを覗いてみたら、
このイラストと同じ構図のものが
「けっこうお気に入り」と言うコメントと共に掲載してあって驚いた。)
『MISTERジパング』は、『GS美神 極楽大作戦!!』の連載終了後に開始された、
若き日の信長を主人公にした時代劇。
信長にまつわる逸話等を、椎名先生流のキャラ作りやギャグで展開。
お笑い一辺倒だけでなく、端折られる事の多い
父・織田信秀死後から
尾張国内統一までの話がちゃんと描かれていて、史実重視の人にも好まれる作品であった。
個人的な話ではあるが、椎名先生の追い込まれ型のギャグも気に入っているのだが、
独特な書き文字のオノマトペ(擬音語・擬態語)も全部読んでしまうぐらい好き。
自分以外にもそういう人がいて、パソコン用のフォントを作ってくれないかと期待していたりします。
雑文を重ねるが、昔香港に行った際に購入した『GS美神 極楽大作戦!!』には、
擬音語一つひとつに「※爆発音」とか「※殴打音」といった感じで注記が入っていて
翻訳者の仕事振りに感動したものだった。
Mikage さん | 藤井徹 さん | カモシカ さん | 睦月たたら さん |
正解 | 正解 | 正解 | 正解 |
作者:宮下英樹 先生
引用元:『センゴク』第2巻
週刊ヤングマガジンで現在連載中の『センゴク』より。
織田信長が主人公・仙石権兵衛秀久に
武士の本分を諭すシーンから。
「史上最も苛烈にして、最も繊細な男」として描かれた織田信長も良いが、
「裏で策略を巡らし、信長包囲網を演出」する斉藤龍興の策士振りも見どころ。
しかしながら、この漫画のキモは仙石権兵衛と上司の木下籐吉郎、
軍師・竹中半兵衛の戦場での動き方にあると思う。
槍部隊や弓部隊等の足軽の動かし方や、城の攻め方守り方。
撤退も方法、兵糧調達など、細かく記載されていて、くどく無い。
これから、戦国の知識を勉強しようとする人にはちょうどいいかもしれません。
あと、この漫画の影響か「坂井久蔵」や「山崎新平」で検索する人が増えた。
「信長の野望シリーズ」には1度も登場していないので、見つからないんですけどね。
(最近、『織田信長』(南條範夫)を読んだら、坂井久蔵がちょっとだけ登場していた。
「塙団右衛門直之と衆道の関係を結んでいた」という一文と共に・・・・。
「ぬふぅ」かっ、「ぬふぅ」なのか・・・・)
Mikage さん | 藤井徹 さん | カモシカ さん | 睦月たたら さん |
正解 | 正解 | 正解 | 正解 |
作者:志野靖史 先生
引用元:『内閣総理大臣 織田信長』第6巻
10年ほど前に『ヤングアニマル』で連載されていた『内閣総理大臣 織田信長』。
混迷の続く政局を治める為に400年ぶりに政権に復帰した
織田信長が内閣総理大臣に任命されるシーンから始まる。
所信表明演説では「自分の信念を力強く簡潔な言葉」であの台詞を言い。
外交に婚姻をしようとしたり、首都を移転しようとする等、
破天荒な政策を出して国民(それ以上に部下達)を混乱させながら、
結果として状況を改善させていて、現代の政治に対する悲観的な考え方を
払拭させてくます。
単純に、短気で我侭で目立ちたがりな信長の言動を見るだけでも面白いですし、
変な政策の受け手側になる国民や政治家の反応も妙にリアリティがあって良い。
10年前の連載当時の世相や、政治・経済状況が基になっているので、
改めて読み直すと「懐かしい」という感情が沸々と。
最終巻の第8巻が中々見つかんないんだけど、どうしたものか。
Mikage さん | 藤井徹 さん | カモシカ さん | 睦月たたら さん |
正解 | 正解 | 正解 | 正解 |
作者:荒川弘 先生
引用元:『信長の野望 烈風伝マスターブック』四コマ漫画『ノブナガくん』
ゲーム攻略本が元というのはちょっと意地悪でしたかね?
しかしながら、荒川先生が現在連載している『鋼の錬金術師』は
アニメ、ゲーム、小説と様々なメディアで展開されており、
今や、誰もが一度は耳にしたことのあるぐらいの人気漫画。
今回、問題に使ったイラストを改めて見てみると、
単行本の巻末とか、雑誌の宣伝用ページで描かれる
コミカルな絵柄と似てませんか?
荒川先生によるシリアスな武将イラストを見たい方は、コーエーの
『信長解体新書』をどうぞ。
信長と関わりのある武将イラストを多数手掛けられております。
(ちなみに、織田信長を描いているのは週刊ヤングサンデーで
『クピドの悪戯-虹玉-』を連載されている北崎拓先生。
『コミック戦国マガジン』で『1582年の異邦人』を連載している人でもある)
Mikage さん | 藤井徹 さん | カモシカ さん | 睦月たたら さん |
不正解 | 不正解 | 正解 | 正解 |
カモシカさん、睦月たたらさん
お見事、正解です。
藤井徹さん、ここで「無回答」は勿体無い。
Mikageさんは「大羽快」と回答。
『コミック戦国マガジン』で
『殿といっしょ』という不条理(?)ギャグ四コマを描いてる人だったかな?
引用元:『おやじの惑星』
現在、「ファミ通」で『読もう! コミックビーム』。
「週刊アスキー」で『ゲイツちゃん』。
「コミックビーム」で『御緩漫玉日記』と、現在も精力的に活動されている
桜玉吉先生の『信長の野望4コマ』から。
「やぼおー やぼおー おいら やぼおの おおたわけー」
という一文だけでもご存知である方も居られるのではないでしょうか?
私が小学生か中学生ぐらいのとき、『のんきな父さん』が気に入ってて、
本屋に注文までして購入した単行本。
『のんきな父さん』だけでなく色とりどりの変なおやじが出てて、
頭がくらくらした記憶がある。
それにしても、玉吉先生のゲームネタの漫画を最近目にしていない。
「アフタヌーン」で連載していた
『なげやり』も中断したままであるし。
(そもそも、アレはゲームと全く関係無い内容であるし)
月刊誌当時の『ファミコン通信』を読んだら違和感感じまくりでしょうな。
ちなみに、右側の派手な女性は現在コーエー会長を務める
襟川恵子氏。
(服装や言動だけでなく)業界では高名な方であるらしい。
夫の「シブサワ・コウ」こと襟川陽一氏(現・コーエーのゼネラル・プロデューサー)の
誕生日にパソコンを贈ったのが光栄の始まりともいえる。
[参考1]スペシャルインタビュー:シブサワ・コウ...[トロント情報誌 bitslounge]
[参考2]1998年当時、「光栄」副社長・襟川恵子氏と「ファミ通」編集長・浜村通信氏
『おとなのしくみ』第2巻
(鈴木みそ先生)より
Mikage さん | 藤井徹 さん | カモシカ さん | 睦月たたら さん |
正解 | 正解 | 正解 | 不正解 |
Mikageさん、藤井徹さん、カモシカさん、
お見事、正解です。
睦月たたらさんは「しりあがり寿」と回答。
残念ながら不正解なんだけど、「なるほど」と思いました。
作者:山科けいすけ 先生
引用元:『SENGOKU』上巻
ビッグコミックで4コママンガ『C級さらりーまん講座』を連載されている
山科けいすけ先生の戦国ギャグ漫画『SENGOKU』から。
鉄砲フェチで残酷趣味の織田信長。
影武者と男色狂いの武田信玄。
謀略・謀反が生き甲斐の松永久秀。
優れた戦術家だが気まぐれな朝倉義景。
等々、歴史上の人物の性格をうまく捉えつつバカキャラに仕上げている。
しかも「そんな奴ァいねえ」と思えるようなキャラでありながら、
微妙にリアリティのある行動をとるのが「山科けいすけ流」
ただし、山科先生の若い頃の作品という事もあってか、
『C級さらりーまん講座』等を見ていると多少違和感を感じることも。
あとがきで「今なら絵も内容ももっと凝った物が作れるような気がする」
と書いてあるので、まだスタイルが確立する前の作品だったんでしょう。
あと、「絵柄が森下裕美と絵柄が似てる」とか思いつつ、
他に同じような感想を持った人がおらんかと探してみると、
山科けいすけと森下裕美は夫婦だったと今しがた知りました。
Mikage さん | 藤井徹 さん | カモシカ さん | 睦月たたら さん |
正解 | 正解 | 正解 | 正解 |
「自信がない」というコメントがあるも、全員正解。
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